非上場会社の株式を評価するには幾つかの方法があります。
原則的には、類似業種比準方式と純資産価額方式に分かれます。
前者は、類似業種の平均株価並びに1株当たりの配当金額、年利益金額及び純資産価額の3つの要素を類似業種と比準して計算する方法です。
具体的な計算式は次のとおりです。
Aを会社の1株あたり配当金額÷類似業種の1株あたりの配当金額、Bを会社の1株あたり配当金額÷類似業種の1株あたりの利益金額、Cを会社の1株あたり配当金額÷類似業種の1株あたりの純資産額とします。


すると、1株当たりの評価額=類似業種の株価×(A+B×3+C)×1/5×斟酌率(0.7 or 0.6 or 0.5)となります。
なお、斟酌率とは、大会社が0.7、中会社は0.6、小会社は0.5の数値を入れます。
大会社、中会社、小会社の区別は、会社の業種や従業員数、直前期末の純資産、直前期末の売上高で決定します。
ちなみに、大会社は従業員100人以上又は売上20億円以上、中会社は従業員100人未満で売上6,000万円20億円、小会社は従業員100人未満で売上6,000万円未満といった基準があります。
この方式により株価を計算しますと、利益や配当を出している会社、つまり業績の良い会社の株価は高くなります。
とりわけ、利益に3倍の重みづけをして計算をしますので、高い利益を出している会社ほど、その株価は高くなるのです。